いよいよ最終月の3月になりました。卒園を控え年長は残り少ない日々を指折り数える毎日になります。
親子で不安を抱え入園した日々が懐かしくもありますね。先日の参観、それぞれが自分の力で精一杯園生活を
過ごし、友だちと楽しんでいる姿は微笑ましく、成長を感じる機会になったのではないでしょうか。

 さて、昨日新聞にも掲載されましたが、韮崎市が「子どもの権利に関する条例」を制定するため3月の
定例議会に条例案を提出します。私たち施設管理者も、そして保護者代表の小野会長さんも会議の委員に
していただき素案作りに参加してきました。市内の幼児教育・保育施設の保護者たちは合同の組織が
ありませんので、各園の代表者を入れていただきましたが、それぞれのお立場で活発な意見が出されました。
なお作成にあたっては、高校生までの子どもたちにもアンケートやパブリックコメントへの協力を依頼して
いますから、条例になり広く認識してもらうことで、「自分たちは守られていいんだ…。」と思ってもらえるよう
教育していくことも同時に必要だと考えます。折しも、某テレビ局から流れるACジャパンのコマーシャルでは
ありませんが、スタートラインの家庭環境の違いがずっと続かぬよう、平等に幸せになってもらいたいです。
その権利はみんなにあるのだし、それこそ当園創立者ジャンニーニ神父様が掲げた願いでもあり、私たちが
目指している教育なのですから…。

今月のねらい

◎自己の成長を神に感謝し、進学進級に向けて心の準備をする。
◎親切にされたときの喜びを思い、周りの人々に対して親切にする思いやりの心を持つ。
◎いつでも、どこでも、誰にでも、元気に明るい返事とあいさつが出来るようにする。
◎自分の考えをはっきりと言葉や態度で示すことが出来るようにする。
◎基本的な生活習慣がしっかりと身についているか確認をする。
◎身近な自然の変化に気づき、春の訪れを感じとる。